弥生時代の集落で現代の少年が村長として活躍する漫画案
ストーリー概要
主人公である少年は昔から喧嘩の仲裁が得意だった。
男同士の喧嘩に限らず、男子と女子の対立も公平に収めるので、小学校の先生には重宝されていた。
そんな少年はある日、見知らぬ小屋で目を覚ます。
村長と名乗るおじいさんに話を聞いてみると、倒れていたところを助けられたらしい。
少年には知るよしもないが、そこは弥生時代の集落だった。
集落は統制がとれてとらず、小競り合いが絶えない。
村民一人一人が疑心暗鬼になっているような村である。
おじいさん村長は力の限り村の立て直しを図ってきたが、もう年が年だった。
次期村長として孫娘に期待しているが、猪突猛進な性格を少し不安に思っていた。
おじいさん村長は少年に小屋を貸す代わりに孫娘が村を立て直す手伝いをしてくれないかと申し出る。
人柄が良さそうな少年の性格が孫娘をサポートしてくれるのではと思ってのことだった。
少年は訳がわからないまま、小屋を貸してくれるのならとそれを引き受けるーー。
キャラ設定(主人公)
人はみな公平であるべきだという信条を強くもっており、揉め事の仲介が得意です。
みなが得をする解決策を柔軟な発想で生み出すことができます。
基本的に競争が嫌いで協力し合ってこそ良い組織が作れると思っています。
キャラ設定(村長の孫娘)
次期村長として村を立て直すのだと意気込んでいます。
ポジティブかつ自信が強く、一度自分の考えをもつとその目標に向けて猛進します。
短絡的とはいえ戦略を考える能力は高く、効率を重んじる性格です。
村の再建に関しては村民の競争を煽るのがベストだと考えています。
備考
「仲介」によって村民の協力を仰ぎ、村を立て直そうとする主人公。
一方孫娘は「競争」を推進する方法を選びます。
二人は意見を対立させながらも協力して村の問題を解決していきます。
新任講師が成果主義の中学受験学習塾と戦う漫画案
ストーリー概要
◯◯塾は業界ナンバーワンの実績と人気を誇る中学受験専門の学習塾である。
小さい頃から人の成長をサポートすることに興味があった主人公は、教育者としての道を歩むべく◯◯塾の講師になった。
◯◯塾の実情を知った主人公は驚かされる。
生徒の個性を無視した徹底的な詰め込み教育が行われていたからだ。
そんな教育方針に憤慨し、真っ向から異を唱える主人公。
競争と金が渦巻く学習塾のなかで、主人公は孤独な戦いを始めるーー。
キャラ設定(主人公)
人の成長をサポートすることに何よりも魅力を感じる性格です。
方針にこだわりがあり、それぞれの人に合ったサポートをして、個性を磨くことで成長を導くという信念をもっています。
生徒の個性を無視してただ自分がやりやすいように授業を行うという世の一般的な教育スタイルに憤慨しています。
自分の信念の通りに行動する性格で、意見を曲げることはまずありません。
比較的頭がよく、特に効率的な戦略を練る資質があります。
共感性が高く、生徒一人一人の希望を尊重した教育をしたいと思っています。
コミュニケーション能力が高く、説明も得意です。
備考
中学受験の学習塾では、現実問題としてとてつもない詰め込み教育が行われています。
夏休みになれば一日の学習時間は10時間にもせまるほどです。
まだ自分の意思を確立できていない小学生だからこそ耐えられるものだと私は思っています。
学習塾の現場には「人を育てよう」という意志は全くありません。
「生徒の学力を上げ、塾の実績を上げて儲けにつなげよう」これだけです。
「お互いのためになっているから問題ない」という考えもあるでしょうが、私には自我を確立できていない小学生を商売道具として扱っているようにしか思えません。
教育の場であるはずの塾が、「子どもを成長させる気がない教育」をしている現状に私は疑問と憤りを感じています。
「子どもを成長させるための教育」と「ビジネスとしての教育」のぶつかり合いは、面白いテーマになるのではないでしょうか。
自我の強い高校生が演劇部の主役を目指す漫画案
ストーリー概要
主人公にとって、周囲の人間からの評価以上に重要なことは存在しない。
しかし、中学までは何の評価を得ることもできず、高校では絶対に優秀な人間であるのだと意気込んでいた。
主人公は演劇の超強豪校に進学する。
入学時点では演劇には全く関心を示さなかったが、新入生の歓迎劇を見て、入部を決断する。
ハードな練習と部内の人間関係に耐えながら、主人公は主役の座を目指すーー。
キャラ設定(主人公)
自我が強く、他人から賞賛されることを何よりも望んでいます。
ですが、必ずしも傲慢というわけではなく、友人がいないわけではありません。
一つのことに熱中することが得意で、自分が納得いくまで何時間でも練習します。
自信が強く、自分の判断に絶対的な信頼を寄せています。
人と自分を比べる性格であり、競争が好きです。
備考
あまりひねりがなく、漫画っぽくない設定になってしまいました。
しかし、自我が強い人間と演劇の組み合わせは、それだけで魅力的なストーリーの基盤になりえると思っています。
「自分を見てくれ!」と舞台上で訴える主人公の人間としての美しさが、私の頭のなかではしっかりとイメージされています。
指令性の高い高校生が主人公のバスケ漫画案
ストーリー概要
人とのコミュニケーションが苦手で普段は寡黙な主人公だが、バスケの試合になると人が変わったように指示を飛ばす。
主人公はそれがPG(ポイントガード)としての役割であり、当然のことだと確信していた。
しかし、中学バスケ部ではシュートやドリブルはさして上手くないのに、偉そうに指示を飛ばす姿勢が疎まれていた。
チームは主人公を必要とせず、ついには一度もスタメンにはなれなかった。
高校に進学し、バスケ部に入るつもりはなかったが、強引な先輩に無理やり体験入部に連れて行かれる。
主人公は同級生先輩問わず指示を連発し、寡黙な少年から豹変ぶりに周囲は驚く。
部活が終わり、早々と帰ろうとした主人公をコーチが引き止める。
主人公はプレーを賞賛され、入部を誘われるーー。
キャラ設定(主人公)
寡黙で内向的な性格です。
コミュニケーションが苦手で、人との関わりはなるべく避けたいと思っています。
それでもバスケが好きなのは、無意識に自分の資質が活かせることを感じているからです。
また、人を見る目があり、人の能力を最大限活かすことに魅力を感じます。
基本的にいろいろ考えて動くタイプであり、戦略性の資質があります。
責任感が強く、役割を与えられれば最善を尽くすことは当然だと感じています。
備考
ジャンルは「熱い青春漫画」ではなく、「戦略漫画」です。
主人公はかなり内向的なので、人と喋る場面より自分のなかで考える場面の方が圧倒的に多くなります。
「試合で勝つか負けるかの攻防」というより、「主人公の戦略が通用するか否か」という点が見どころです。
「素質あるチームメイトをどう活かすか」を常に考え、明確な指示を通して戦略を実現させる主人公の一人称視点で話が進むことをイメージしています。
また、部内の人間関係のトラブルについても自分のなかだけで考え、策略を練ることで対処していきます。